Santogold/Santogold
2008年発売

俺:「世間は夏休みとオリンピックの話題で一色ですが、マイペースに更新します。フィラデルフィア出身Santogoldのデビューアルバムです」

友人:「どこのテレビ見てもニュース見てもオリンピック一色だな。まぁ4年に一度の祭りだからなぁ。今、プロ野球とか高校野球ほとんど無視されているぞ(笑)」

俺:「中国と言うだけでも話題豊富なのに、そこでオリンピックだもんな。で話を戻すけど、先週末サマーソニック開催されてが、ラインアップ見てたらSantogoldも来ていたようだ」

友人:「ジャケットは残念な雰囲気を漂わせているのに、音は結構キたな」

俺:「だろ?先月、Primal ScreamとBECKの新譜をチェックしているときに見つけた。Primal ScreamとBECKよりこっちの方がずっと頭から離れなくて。結局こっちを選んだんだけど、直感は間違っていないと思う」

友人:「デビューアルバムということは新人だな?」

俺:「元々業界の裏方の人でパンクバンドのボーカルだったみたい」

友人:「裏方?」

俺:「資料を読むとソングライティングやプロデューサー、A&R業もこなしていたとある」

友人:「なんでまた表に出て来たんだ?」

俺:「さぁ?おそらく才能が認められていたからじゃない?業界的には結構注目の的みたいだけど、いまいち盛り上がっているとは言い難い状況だな。サマーソニックで少しは名が知られると良いんだけど」

友人:「ふ〜ん…初めて聞いたけど、個性とアクが強い」

俺:「だね。あと、M.I.A. この人の影響が一番あると思う。M.I.A.が一躍有名人になって触発されたとか。実際に友達らしい」

友人:「名前は見た事ある」

俺:「業界では非常に人気がある。今度また聞いてみたら良いよ。共にアメリカ在住で先進的なビートを操る派手な原色の服を着たブラウン・ガールという事で、M.I.A.とよく比較されている」

友人:「先進的なビート?」

俺:「ちょっと前にN★E★R★D取り上げただろ?あれと系統が近い」

友人:「あぁ、ボルシチビートだっけ?」

俺:「スープを飲んでどうするんだよ(笑) ボルティモア・ブレイクスだろ」

友人:「そうだ、ボルティモア・ブレイクス。近いかぁ?このアルバム聞いてN★E★R★Dを思い出さなかったけどな」

俺:「それはきっとボーカルの魅力が違うからだろうな。ビートやバックの音は同じ路線だよ」

友人:「先進的な音楽性云々より、この人は歌やメロディで勝負している感じだ。N★E★R★Dは逆だろ」

俺:「Santogold本人の個性が際立っているな。本人もラジオフレンドリーな音楽、つまりメロディが際立つ聞きやすい音楽がしたいと言っているから、N★E★R★Dと同じ路線でも魅せ方は違う」

友人:「N★E★R★Dのような違和感がなかったよ」

俺:「最初から最後まで歌がメインで前に出ているだからだと思う」

友人:「そうか。ちょっとそこまで冷静に聞いてないけど、歌だけでも十分勝負できそうな」

俺:「先月Primal ScreamとBECKを押しのけて、これを選んだのはまさにそこが理由」

友人:「それはPrimal ScreamとBECKより聞きやすい音楽だと言うこと?」

俺:「え〜と…そうかも。売れそうな音楽やラジオフレンドリーな音楽って洋楽マニアにはちょっと引いて見られるんだよね。でも、普通の人は音楽で仕事しているワケじゃないでしょ?」

友人:「まぁな」

俺:「限られた短い時間でその人の感性に訴えるだけの請求力を持つ音楽というのは案外少ない。毎月何枚もCDを買うようなマニアはそこら辺わりと幅広いと思うけど、人の感性はバラバラだしね。でも声だけはどんな人にも訴えられるだけの強さがあると思う」

友人:「Primal ScreamとBECKにはそれがないと?」

俺:「そうじゃない。このアルバム聞いて、どう思った?」

友人:「え?単純に良い音楽だと思ったよ」

俺:「それは歌がでしょ?」

友人:「そうだな。君にN★E★R★Dやボルシチ…ボルティモア・ブレイクスなど先進的なビートの音楽って言われたとき、『え?そうか?』と思ったし」

俺:「だろ?Primal ScreamとBECK等は確かに大きな影響を与えた人達だよ。でも彼らの新譜にはSantogoldのような強いパワーを感じなかった」

友人:「そりゃあポッと出てきた新人とはキャリアが違うだろ」

俺:「日頃から新人を推奨するのはそういう怖いもの知らずのえげつないパワーを感じたいのかも。時代を動かすのは新人や若手だという理由はそういうところにあると思う」

友人:「ふ〜ん…新人云々よりとりあえず聞きやすい。君が言うように歌やメロが立っているのが理由なのは分かる」

俺:「黒人女性なので、歌が立っていると言ったらR&Bみたいな声を張って歌い上げる系統をイメージするけど、この人はロックだよ」

友人:「そうだろ?ボルティモア・ブレイクスとか言ってたけど、ロックだよね。先進的なビートを操るとか言うからちょっと焦った。全然そんな印象なかったし」

俺:「N★E★R★Dより薄いからなぁ。していることは同じだと思うんだけど、よりロック…歌か、歌に比重置いているせいか、ロックに聞こえる。まぁギターポップな曲もあればダブの曲もあるし、ジャンルでカテゴリするとめちゃ幅広い音楽性なんだけど」

友人:「曲によっては全然違うスタンス取っているのに、全部同じように聞こえるのもスゴイと言えばスゴイ」

俺:「それだけ本人の個性が強いという事。SantogoldにあってM.I.A.にないとしたら、この点じゃないかな?」

友人:「でも黒人の声だよね。白人に比べてねばりがあってちょっと低いし」

俺:「力強い声しているよね。アルバム全体の曲調も幅広いし、これは良いアルバムだな」

友人:「お、手放しで誉めるなんて珍しいな。いつも一言貶すのに」

俺:「貶すって(;´Д`) そういうワケじゃないんだけど、不満になるような点がなかった。良く出来ていると思う。女性アーティストは普段あまり聞かないから余計にね」

友人:「そう言えばあまり女性アーティスト取り上げないな。なんで?」

俺:「ロックが好きだから。女性にロックは合わない。ロックは男の音楽」

友人:「そうか?このアルバム良かったじゃん。ロックとして」

俺:「これは珍しいケースだ。半分以上ロック調じゃないというが良かったのかも知れないけど」

友人:「ガールズ・ロックバンドっているじゃん。ああいうのは?」

俺:「ダメ。偏見とか偏屈と言われようが受け付けない。おままごとにしか見えない」

友人:「…なんかなぁ…外見だけで判断してる?」

俺:「いや、それはないと思うけど。女性の歌い方って声を間延びしたような歌い方が多いよね。あとやはりキーが高いので、人によってはキンキン響いているようで癪に障るというか。ロックみたいな音楽性には合わないと思う」

友人:「Santogoldの動画探してきたよ」

L.E.S. Artistes


俺:「オープニング曲なんだな…彼女の一番魅力を発揮した曲は『You'll Find a Way(♯2)』だと思うんだけど…てか黒馬にまたがって無表情…シュールで怖ぇ(笑)」

友人:「『You'll Find a Way(♯2)』のPVはなかった。普通、男性は女性アーティストを好むと思うけどな」

俺:「ジャンルによるだろ。Santogoldのようなジャンルに囚われないタイプなら問題ないんだけど」

友人:「なんで?これからは女性の時代だよ。もっと女性アーティストを取り上げて行こうぜ?」

俺:「…まぁ…気が向いたら。でも多分ほとんどないんじゃないかな」

友人:「君には言わないけど、どんな感じの音楽なのかな?と思う女性アーティストって結構いるんだよな。サマーソニックでヘッドライナーのColdplayより盛り上がっていたらしいAlicia Keysとか」

俺:「Alicia Keysか。う〜ん、基本はロックを聞いているからちょっと違う系統だな」

友人:「メインステージなんだから、ロック云々よりジャンルを超えた人気がありそうだけど」

俺:「だろうね。個人的に興味はさして湧かないんだけど、人気あるんだろうね」

友人:「なんで女性アーティストは興味ない?」

俺:「それ、昔考えた事があるんだけど…わからない。自分が男だからというのもあるだろうし、歴史は男が作ってきたというのもあるかも。それにどんな音楽ジャンルでも男性のが圧倒的に多い。女性は一部に偏っている。あとはやっぱり歌い方だろうな」

友人:「Santogoldは良かったのに?」

俺:「難しいところなんだけど。Santogoldは音楽を『聞かす』という事を良く分かっているように思う。つまりユーザー視点に立てる珍しいタイプ」

友人:「それじゃあほとんどのアーティストは自己満足って言いたげだな」

俺:「ほとんどとは言わないけど、良い音楽を作る方法は考えても、どうしたら音楽で売れるのかって考えているアーティストはそう多くないんじゃないかな?あまりにセルアウトしていると、売れても尊厳はないからすぐに叩かれるだろうけど」

友人:「君の意見は偏見ばかりに思うよ(笑)」

俺:「だろうね。価値観がちょっと古いかも知れない」

友人:「駄目だな。これからは男性優位の時代じゃないよ。GDPが年率2.4%のマイナス成長、年間自殺者3万人(平成18年)、原油高、資源高、地球温暖化、少子化問題、年金問題、毒ギョーザ…今の暗い日本には希望が必要なんだよ。その希望が女性だ!君みたい旧体制の男社会の頭が固い人間はいずれ滅びる。谷亮子だってママさんで銅メダル取ったし、女性の時代だよ」

俺:「…反論しても良い?」

友人:「いいよ」

俺:「GDPが後退しているのは消費を抑えたことと、輸出品が売れないから。自殺者はここ数年減少にある。原油高は投資家のマネーゲーム、資源はバイオエタノール需要や経済域の拡大、地球温暖化とCO2に直接的な因果関係は不明、年金問題は…これは難しい。毒ギョーザは中国当局と外務省に言え。責任者は自殺したみたいだけど。つまり何が言いたいかというと女性と関係あるのは少子化問題だけだろ(注:1)」

友人:「じゃあ君もこの問題を真面目にとらえて子供を生もう」

俺:「なぜ少子化になるのか?簡単なこと。結婚するメリットがないという事実。次に価値観が崩壊したこと。嫁をもらって一人前と言われたのも今や昔のことだ」

友人:「…なぜ俺らは結婚出来ないかよくわかったよ。独身でいることの魅力は語れても、結婚するメリットがほとんど思い浮かばないな。周りの結婚した友達も目が死んでいるし」

俺:「…ウチなんか親父でさえ結婚に対して否定的だからな(;・∀・)」

友人:「でもそれと女性アーティストは関係ないだろ」

俺:「ないけどね…でもダメだろうな」

友人:「なんか俺ら、2ちゃんねるで『スイーツ(笑)』とか『ビッチ』と言ってて女叩きしている奴らと同レベルじゃね?」

俺:「むしろ喪男(注:2)だろう…」

友人:「( ̄▽ ̄;)!!」


注1:少子化問題=かなり複雑な問題であり、少子化問題と年金問題は関連しているように簡単に言及できるものではないが、男性視点から上辺の知識だけで語ってますのでご了承下さい。

注2:喪男=2ちゃんねる用語でもてない男のこと。もてない女性は『喪女』と呼ばれ、それぞれ専用のスレッドが存在している。

One Day As A Lion/One Day As A Lion
2008年発売

俺:「One Day As A Lionのデビュー…アルバムじゃなくてEPですね」

友人:「ファイヤー!(o゚Д゚)ノダーッ!」

俺:「…無駄に熱いよ…」

友人:「Zack De La Rocha帰還!キヤガッタ――――――⊂´⌒∠;゚Д゚)ゝ――――――ッ!!」

俺:「お、すぐわかった?」

友人:「当たり前だろ。どれだけRage Against The Machineを聞いたと思ってたんだ?」

俺:「じゃあRage Against The Machineと比較してどう思った?」

友人:「これは…路線は一緒だけど、感触が違う。あまり燃えんな」

俺:「落ち着いているということ?」

友人:「5曲しかないので判断が難しいところだが、Rage Against The Machineのような音楽だけで人をぶっ殺せるような勢いはない。同じ様式で小奇麗にまとめられている。あと、ちょっとダークだな」

俺:「へぇ…ダークなんだ?Rage Against The Machineと比較したら勢いがないのはわかるけど、ダークとは思わないな…」

友人:「Rage Against The Machineの時は怒りを直線的にぶつけてただろ?でもここでは間接的な怒りになっているような感じだな。自分が言いたいことをステージで直接ぶつけるよりは、まずマスコミを取り込んで少しずつ間接的に洗脳するやり方。朝○とかT○Sに近いんじゃね?」

俺:「おいおい(;´Д`)」

友人:「歌詞がないからちょっとはっきりした内容が分からないけど、どうせ怒りの主張だろ?」

俺:「だと思うけどね」

友人:「やたら力任せに煽るよりはもっと効果的に煽る方法を実践しているという感じかな?パワーや熱量はちょっと弱い」

俺:「普通に聞いたら熱量はあるよ。ただRage Against The Machineと比べてもなぁ…」

友人:「Rage Against The Machineと同じことを求めるならRage Against The Machineの曲を聴けば良いんだもんな。だからこそこのバンドで何を表現したいのかがちょっと見えない」

俺:「このバンド…ユニットというのかな?Mars Voltaの元ドラマー、Jon Theodore とのプロジェクトなんだけど」

友人:「そうなの?聞いててわからなかった」

俺:「俺もちょっとわからない。Jon Theodoreのドラミングをまた聞けると思って期待してた。当然と言えば当然だけど音楽性が変わったら叩き方も変わっているんだね。Mars Voltaの時のパワフルなドラミングを期待してたんだけど、ちょっと違った」

友人:「どちらも音楽性がそこまで違わないのに、前に在籍していたバンドと違うイメージに聞こえるぞ」

俺:「だからこそ、このバンドに何を表現したいのかが重要になってくるんだろ。バンド側のコメントを見る限りはバンド名の由来とも関連しているみたいだけど」

友人:「何て書いてた?」

俺:「『ワン・デイ・アズ・ア・ライオンは、警告であり、約束だ。キック・ドラムとスネア・ドラムの間の空間に存在する可能性を、大胆に肯定した作品だ。絵画のように組み立てられた文化的景観(または人間と自然との相互作用によって生み出された景観)と、表面に出てこない社会経済の残忍な現実との間に存在する、本能的な緊張状態を“音”で表現した』だって」

友人:「日本語でおk

俺:「…簡単に言うと、ドラムの音の隙間にZack流俺様節で表現している作品…かな?」

友人:「ドラム叩く人が変わった以外にRage Against The Machineと何が違うんだ?」

俺:「さぁ?(;´∀`)」

友人:「おいおい、しっかりしてくれよ〜」

俺:「そんなこと言っても情報が少ないし、いきなり現れたプロジェクトだからねぇ…バンド名の由来は写真からみたい」

友人:「写真?」

俺:「またコメントを引用する。『バンド名はチカーノの伝説的カメラマン“George Rodriguez ”が1970年に撮影した作品に由来している。それはロサンゼルス市ボイルハイツ地区にある「It’s better to live one day as a lion, than a thousand years as a lamb(1000年子ヒツジとして生きるよりも、1日ライオンとして生きる方がいい」と書かれた白壁が中央に写っている写真であり、このレコードは、余計なものを一切排除し、その心情を“音”で体現しようとした作品だ』」

友人:「さっきは『緊張状態を音にした』って言ってなかった?」

俺:「言ってた」

友人:「細く長くより、短く太くということ?」

俺:「まぁ…バンド側の説明はそういうことだと思う」

友人:「Rage Against The Machineの方が全然太く短く聞こえるんだが」

俺:「本来はRage Against The Machineと切り離して聞くべきなんだろうけど、君が言いたい事は理解できる。でも人気バンドのボーカルが別のバンド組んで違う音源を出すときって似たような不満は出るんだろうなぁ」

友人:「批難ばかりしても仕方ないな。ただ期待していただけにハードルが高く設定されている。このライオンで何が言いたいのかハッキリしないうちは否定できない…ライオンて名乗るならもっと吼えろよ( ゚Д゚)ゴルァ!!」

俺:「俺に怒っても(;´∀`)」

友人:「いやいや、怒ってませんから。それにしてもZackは何がしたいんでしょうかね?」

俺:「さぁ…きっと怒りとか不満が鬱積しないと動かないタイプだろ。Rage Against The Machineのレコディーングもボーカルの録音状況しだいで発売が決まるみたいなことを聞いた。感情で歌うボーカルなんだろうな」

友人:「Rage Against The Machineが一度解散したのもZackの意向?」

俺:「じゃなかったかな?世界情勢を見ても動く時期じゃないという事らしいけど、それなら相応しい時期っていつだよみたいな。正直、ここでライオンとか言ってないでRage Against The Machineの新作を作るのが先だと思うけどな」

友人:「珍しく君まで否定的な(笑)」

俺:「ほら、Zackのスタンスってこのバンド名を見ても分かるように、刹那的な生き方だろ?のんびり生きるよりは戦って死ねという事だよな。Rage Against The Machineのライブ見ても分かると思うけど、単純に肉感的なパワーがいると思う。衰えたら方向転換できる類のロックじゃないだろ」

友人:「だからこそ、ここでちょっと違う路線も試してみたんじゃない?主張は変わらないけど熱量やパワーを歳相応にしてみましたって感じで」

俺:「あ〜なるほど。だったらRage Against The Machineでの新作は期待出来ないのかも知れないね」

友人:「う〜ん…衰えたのかどうかはまだわからない。全盛期の頃と最近の再結成ライブを見た人しか判断できないだろうな」

俺:「このライオン聞く限り、技術的な転換は特に考えていないように感じるな」

友人:「Rage Against The Machineのメンバーじゃないからな。特にギターの物足りなさがより際立つ」

俺:「だよね。あの変態ギタリストがいないことには…やっぱりバンドのメンバーがいないことにはライブ感がないよ。本当にスタジオワークって感じで」

友人:「なるほど。凄腕の演奏者が集まっても一体感がないよな」

俺:「Rage Against The Machineの魅力って分かりやすいからね。その魅力がここではちょっと感じられない」

友人:「確かに。戦地に赴く男の軍歌だもんな」

俺:「Zackの年齢的なことや主張も考えると早くRage Against The Machineとしての新作出して、解散。もう二度と表舞台に出てきて欲しくない」

友人:「それもまた極端だな」

俺:「いつも言っているけど、ロックはおっさんの音楽じゃないだろ。腹が出たハゲオヤジのロックを聞いて若い世代がギターを持つか?」

友人:「最近は再結成バンドも多いじゃん」

俺:「マイブラとか、ヴァーヴもだよね」

友人:「当時のファンとしては喜ばしいんじゃないか?」

俺:「とっくに旬を過ぎたおっさんバンドがいつまでもタラタラ現役でいることに有難がっているような業界は健全じゃないよ。遅かれ早かれ潰れる」

友人:「君の言い分は資本主義の見本のようだな。でもRage Against The Machineはなぁ…」

俺:「わかる。Rage Against The Machineのようなバンドは本当に出てこないから。でもなぁ…改めてRage Against The Machineの音源を聞いたけど、やっぱり違うわ」

友人:「だよなぁ。俺もこれに関してはちょっと厳しい判定を出さざるを得ないな」

俺:「ZackやRage Against The Machineに求めているのが高い。どんなに魅力的な人でも必ず年はとる。年をとるということは変化するということだよ」

友人:「…最近腹周りが出てきて・゚・(ノ∀`;)・゚・」

俺:「メタボ?」

友人:「かなぁ?何かこの腹回りの脂肪を効率よくとる方法ない?面倒なのはヤダ」

俺:「そんなわがまま言ってたら…」

友人:「君にわかる?ほんの2年ほど前までは腹筋が割れてたんだぞ。それが…今じゃあ海もプールもサウナも銭湯も行くのがイヤになって。・゚・(*ノД`*)・゚・。」

俺:「別に腹出てても海に行ったら良いじゃん」

友人:「腹ボテで海行けるかよ!」

俺:「なんで?」

友人:「ギャルをナン(ry… お嬢様とお近づきになれないでしょ?」

俺:「発想がじゅうぶん若いよ…」

友人:「やっぱお金かなぁ」

俺:「…Zack De La Rochaの音源聞いた感想で最後はお金という結論は悲しくなるから止めようぜ?」

友人:「だな…」

Singles 93-03 Collection/The Chemical Brothers
2003年発売

俺:「The Chemical Brothersのベスト・アルバム…」

友人:「またベスト…Primal Screamの新譜はどうした?」

俺:「うっ…それ、言われると思った。今月はPrimal ScreamとBECKの新譜が目玉だったんだけど…」

友人:「買わなかった?」

俺:「例によってロキ○ンとかスヌー○ーとかクロス○ートとか著名な洋楽雑誌は軒並み好評価だったワケ。☆5点満点中、4点とか4.5点とか」

友人:「伏字の意味がないと思うが(笑)…で?」

俺:「何回も何回も試聴したんだけど、ダメだったなぁ」

友人:「買ってないんだな?」

俺:「個人的な話になるけど…音楽聞く時間が減ってきているんだよ」

友人:「そりゃあそうだろ。俺も君からお題のアルバムを出されて意識的に聞くんだけど、そういう機会がない限りは普段から音楽漬けの生活を送るのは難しい」

俺:「限りある時間と資金の中で興味持てそうもないアルバムを購入するのもなぁ…と思って買わなかった」

友人:「要するに買ってないんだな(笑)」

俺:「うん。なんか興味を引くほどでもなかった。仕事としてなら喜んで聞くけど、お金を払って購入してまで聞くかと言えば微妙だったな…」

友人:「まぁ業界は売るために賞賛するのが仕事。特にこの2つのバンドはそれなりに実績が認められた人達だろ?」

俺:「そうだけど。でも判を押したように『過去最高傑作!』は言い過ぎ。明らかにピークは過ぎている。両者とも時代の空気を切り取ることが上手いバンドだけど、全盛期の頃のような勢いはなかった」

友人:「年齢より経験じゃないか?」

俺:「築き上げてきた歴史と実績があるからな。実績あるアーティストは昔の旬な頃と比較されてしまうのは避けられない宿命だけど、もう少し言葉を選べと。特にスヌー○ー」

友人:「まぁまぁ(笑) とりあえずピンと来なかったから買わなかった。それだけで良いじゃん」

俺:「まったくの新人ならもう少し考えるんだけど。Primal ScreamやBECKは過去の作品からある程度どんな音楽性なのか分かっているだけにシビア判定したかも」

友人:「当初はあまり印象に残らなかったけど、後からよくなってくるという事はないの?」

俺:「俗に言うスルメ的なアルバムの事だね?あるにはあるけど、今回は多分ないだろうなと。具体的に何がダメだったか?とか説明出来ないよ。ただ直感的に何も感じなかった。それだけ。理屈を超えて好き嫌いの感情的な話なのかも知れない」

友人:「ふ〜ん…だったら仕方ないな。好きになれそうもないアルバムを買って聞けと言うのも違うと思うし」

俺:「自分の経験が邪魔しているのかも知れない。昔ならとりあえず注目の作品は聞いとけ!買っとけ!的なノリだったんだけど、失敗もいっぱいした(笑) 今はもうそういう失敗を避けたい心理が消極的にさせている」

友人:「それに近い話で思い出したんだけど、オシャレな人ってやっぱり服をたくさん買って着たおすんだってね」

俺:「やっぱり経験?」

友人:「そうだよ。雑誌とか見て、同じ服を買って着てもモデルのようにカッコ良く見えない。元々がブサイクだからというのは置いといても、サイジング、色と素材や生地の組み合わせなどは何度も失敗しないと身につかないだろうと」

俺:「客観的に見ることも大事だろうね。いくらカッコイイ服を着ても似合ってなければ意味がないし」

友人:「そういう事。つまり失敗から学ぶことも多い。上手い人はTシャツにジーンズ、コンバースだけでも十分オシャレに着こなすんだよ、これが」

俺:「もう少し聞いていたら感想が変わるかもと思ったんだけど、今後もずっと継続して聞くか?と言われたら微妙な感じだった。個人的な嗜好とちょっと違う路線という事も影響しているんだろうけど」

友人:「まぁ仕方ないんじゃね?今後の評価次第ではまた再考するかも知れないだろうし。よい作品に出会えるというのは縁もあるだろう」

俺:「そう言ってくれると助かる。なにしろここで取り上げる手持ちの洋楽CDがさすがに少なくなってきた。CDを買うペースが落ちているし、欲しいCDが少なくなっているのを実感した」

友人:「全体的にCDが売れなくなっていることと関係ある?」

俺:「俺自身は好意的にCDを買うけど、それでも欲しいのが少ないのだから一般人はもっと購買意欲が減るだろうなと思うよ。単にCDを買うほどのアーティストが出てこないのか、CDを買うという行為が時代遅れになりつつあるのかわからない」

友人:「両方じゃない?」

俺:「複合的な要因があるんだろうけど。今年も半分過ぎたけど、上半期は全体的に印象が薄い。その理由は新人。新人が起す業界を巻き込んだムーヴメントが何も感じられない」

友人:「大御所とかそれなりに実績があるアーティストは頑張っていたと思うけどな」

俺:「でもやっぱり新人が出てこないと。新人に関してはここ近年小粒な印象」

友人:「そんなに才能がある新人が毎年毎年出てくるかよ」

俺:「それもそうなんだけど。でも今流行っている音楽って何?と聞かれたら答えるのが難しい。それくらい混沌としている」

友人:「趣味の多様性という観点から良いことじゃないか?これは世界中でものすごく売れていると言われたらイヤでも興味引くし、詳しくない人はつられて買いそうになるけど、それは良いことなんかな?」

俺:「あまり詳しくないなら最初は手当たり次第になりがちだと思う。でもそうやって試行錯誤を繰り返しながら自分なりに経験を積み重ねるものじゃない?今はネットで情報を調べて試聴できるんだし、一昔に比べたら自分が求めているのを探すのは容易になっている」

友人:「だよな〜 一面的な情報を鵜呑みにしたら今月はPrimal ScreamとBECKだと思ったんだけど、最後は自分で聞いてみないことにはなぁ」

俺:「自分でも今月はPrimal ScreamとBECKは買って聞いて取り上げると思ったんだけど…」

友人:「買おうと思わなかったんだから仕方ないだろ。それよりThe Chemical Brothersの話が一切出てこないんですが」

俺:「( ゚Д゚)y \_ ポロッ」

友人:「無駄話が多いなぁ。ここまで結構な分量になってない?」

俺:「結構な分量だなσ(´ x `;*)ンート… なんでこのベスト・アルバムを取り上げるのかというとまたベスト・アルバムが出るから」

友人:「また出るの?5年しか経過してないじゃん」

俺:「だよねぇ…ベスト・アルバムを出すようなバンドはキャリアがある証拠だけど、一方でもう終わった過去のバンドとか金儲けとか契約履行のためという認識もあるからなぁ。オアシスが頑なにベスト・アルバムの発売を拒否するのはそういうところが理由らしいし。同じような状況でB'zも叩かれてなかった?」

友人:「B'zは最初のベストからオリジナル・アルバムが何枚か出ているからなぁ。でも過去の曲もまた選んでいるからあまり新鮮味はないけど」

俺:「The Chemical Brothersはこのベスト・アルバムが発売されて2枚のオリジナル・アルバムを経てまたベスト…」

友人:「間に2枚しかないのにちょっとそれは…」

俺:「正直に言うと『終わった』感が漂う…(*´;ェ;`*) うぅ」

友人:「俗に言うベスト商法」

俺:「The Chemical Brothersのベストは現時点でこれだけで十分だ。近日発売されるベスト・アルバムも半分以上このベスト・アルバムと曲が被っている」

友人:「半分以上被っているのはちょっと痛いな」

俺:「ベスト・アルバムとして売る以上、どうしても外せない曲というがあるんだろうけど音源が大して増えていない状況でそれはないわ」

友人:「まぁ気に入らないなら買わなければよいだけの話」

俺:「そうだけど…で、そんな発売のニュースを見て再びこのアルバムを聞いたワケですが」

友人:「良いんじゃね?少なくともこのベストに関して文句つける余地はほとんどないだろ。CCCDという事くらい?」

俺:「こうして改めてThe Chemical Brothersを聞くと…やっぱり好きなんだろうな」

友人:「わかりやすいよね。奇麗にまとめるというか」

俺:「『Dig Your Own Hole』でThe Chemical Brothersを知ったんだけど、ロック好きに請求できるところが他のテクノ系アーティストと違う特徴」

友人:「ビートが強靭で固い、ベースがうねる。最近流行っていたフレンチディスコなるテクノとかとはビートの強さが違う」

俺:「今はほとんど言われなくなったけど、ビッグ・ビート(注1)の大本山」

友人:「でも歌モノもちゃんとあるところが強いよな。歌がある方がよりビートが強く感じる」

俺:「時期によっては若干音楽性が違うんだけど、総じて他のテクノアーティストにはない魅力があるよね。この魅力を言葉にするのが難しいんだけど、代表曲、人気曲は大体歌モノだもん。テクノやらブレイクビーツ(注2)云々より単にロックぽいから良いのかも」

友人:「ブレイクビーツとかテクノの細かい違いは分からないけど、BPMも総じて早めのところが良い」

俺:「『Dig Your Own Hole』辺りの曲はちょっとドラムンベース(注3)入っているから。テクノやドラムンベースは踊るための音楽という前提だけど、The Chemical Brothersは踊るという観念がなくても曲として成立してる。こういうところがテクノ好き以外にも人気を得る秘訣なのかと」

友人:「後半の曲とかは聞かすためというノリだし、やたらポップな曲もあるし飽きないな」

俺:「90年代に猛威を振るった小室プロデュース曲もThe Chemical Brothersからパクったのが多いと言われているからね。すべて電子音なのに大衆に訴えるだけの魅力があるというのはスゴイ」

友人:「そうなの?知らなかった。曲が進むにつれてビートの質は変化している。低音が柔らかくなってきてるな」

俺:「シンセの鳴らし方も変わってきてる。安っぽいピコピコ音もあれば華麗な曲もあるから。個人的には『Star Guitar』が大好きな曲。この曲がある限りThe Chemical Brothersはずっと聞く」

友人:「あ〜この曲って本当に綺麗な曲だよね。男性視点で理想の女性像を電子音で表現してみたイメージ」

俺:「女性像…う〜ん、そういう捉え方もあるのか。でもこの曲のPVが淡々としてて良い感じなんだ」

Star Guitar


友人:「世界の車窓から?」

俺:「そうだね( ´∀`)」

友人:「ふ〜ん。俺はThe Chemical Brothers場合、オリジナル・アルバム単位として聞いた方が印象に残る。ここでこの曲がというのは特にないけど、強いて挙げるなら『Setting Sun』」

Setting Sun


俺:「オアシスのノエルが歌った曲。これも良い曲だな」

友人:「これ聞いて『あ、こいつらはテクノとかそんなジャンルは関係なく、良い曲を作れるんだ』と思った。にしてもPVは本人達がほとんど出てこないんだな」

俺:「外見は残念ながら音のカッコ良さと比例してない」

友人:「オタみたいな外見してるよな。むさ苦しい2人組みがこんなに洗練されたダンス・ミュージックを作れるもんだな(笑)」

俺:「これでイケメンコンビだったら非の打ち所がなさ過ぎて逆に嫌味にならないか?」

友人:「ライブとかってどういう感じで演奏してるの?」

俺:「一度映像で見たけどシンセなどのたくさんの機材に囲まれて淡々と演奏している」

友人:「イメージにピッタリじゃん」

俺:「元々こういうダンス系音楽って演奏者は裏方稼業という側面が強い。リスナーを躍らせるための存在であってそれ以上でも以下でもないみたいな。でも90年代にFatboy Slimが出てきてDJにスポットを当てた辺りから風潮は変わってきたな。やっていることは今までとそんなに変わらないんだけど、オリジナリティと快楽主義とエンターティメント性を徹底してメインストリームに並んだ。演奏者本人の外見は垢抜けていないのはまだそういう歴史や認識が浅いというのもあるんじゃないかな」

友人:「演奏スタイルも関係あるんじゃないか。自分が流した音楽で周りの人間は楽しく踊っているのに、本人はほとんど身動きできないて、もどかしいなぁ」

俺:「アーティストの外見なんて重要とは思えないけど、若い世代にとっては憧れる対象として重要な要素なんだろうなと。そういえばロシアではエモ・ロックが禁止されるかも知れないというニュースあったよ」

友人:「なんで?」

俺:「え〜と…ちょっとニュースを読んでみる。『先月ロシアの下院で、エモはうつや引きこもり、自殺を助長する“ティーンの間の危険な風潮”で、関連のサイトを厳しく規制するとともに、学校や政府の建物内でエモの服装を禁じるべきだとの提案が上がった。エモを「黒やピンクの服にスタッドベルトを着用。マニキュアを塗り、耳や眉にピアスをし、黒髪で顔の半分が前髪で隠れている12〜16歳」と描写している』だって。法案を提出するみたいだ」

友人:「…どこまで本気?」

俺:「いや、マジだろ。自殺を助長するという下りは捉え方にもよるんだろうけど、お偉いさんにはそれがわからんみたいです」

友人:「表現の自由というのがあるだろ。具体的にどういうバンドの事を言っているんだ?」

俺:「エモで自殺を助長すると言えば…思いつきで言うと、ほぼ間違いなくMy Chemical Romanceだろうな。My Chemical Romanceの音楽聴いて自殺した少女がいたことが問題の発端らしい」

友人:「∵ゞ(´ε`●) ブハッ!! My Chemical Romanceは禁止したらいいよ」

俺:「ヾ(´Д`;●) ォィォィ まぁ若い世代にとってはそれだけアーティストから受ける感受性は強いものがあるという事だろ。外見一つ取っても影響力は計り知れないよ」

友人:「大人がロックをどのように見てるかよくわかるニュースだな。スタッズベルトとか顔の半分を前髪で隠れているとか個人の自由だろ」

俺:「Fatboy Slimなんてハゲだけど、どこの国行っても人気者だし、The Chemical Brothersなんて外見がカッコイイなんて言わないだろ。でもそういう人達がロックフェスのヘッドライナー級を務めたりするんだから、ある意味特異的な存在なのかも知れない」

友人:「そう言われたらダンス系音楽自体が外見むさ苦しいハゲで、快楽のためにリズムを反復を繰り返し続けて、そこに自己主張や声高に言及する内容はまったく何もなくて、人を堕落させるような音楽なのにな」

俺:「ひどい言い様だな」

友人:「でもどんな人でも楽しく過ごせる嫌味がない音楽でもあるんだよな」

俺:「…」

友人:「ただ延々同じリズムを繰り返すという事で退屈に感じる人も多いだろうけど」

俺:「それはあるだろうね」

友人:「ちょっと前ならこういう系統の音楽って聞く気になれんと思ってた。クラブな音楽じゃん?クラブも行かずに何を気取っているだよ、この田舎っぺが!みたいな感想だったんだけどなぁ」

俺:「遊び人の音楽って感じだよね。ロック・ミュージックがヤンキーなら、クラブ・ミュージックはチーマーみたいな」

友人:「なんかわかる(≧ω≦。)プププ オシャレなんだけど、そういう音楽はヤンキーが聞かないから、クラブ側がロック側のダサいところまで下りてきたってイメージ」

俺:「一般的にロックユーザーのが多いんだけど」

友人:「そりゃあ一般社会でもヤンキーのが多いだろ。ヤンキーでも『おぉ!これはカッコイイ音楽だ!』と思えるんじゃないか。実際にヤンキーがThe Chemical Brothersを聞いて踊るとしたら盆踊りとかヨサコイソーランのイメージしか湧かないけど(笑)」

俺:「ロック側からダンス系の音楽にアプローチしたケースは歴史上多いけど、ダンス側からロック側にアプローチしたケースは少ないんだよね。ビックビートが90年代に盛り上がったのもロックが持つダイナミズムと爆発感がダンス系に組み込まれたからというのもあっただろうなぁ」

友人:「でももっとアゲアゲになるダンス・ミュージックあるじゃん?トランスとか。ああいうのは遊び人でもさらに軽そうな人が聞いているイメージ。いや、これもヤンキーだな。昔パラパラをほぼ完璧に踊れるツレがいたんだけど、見てたら怖いのな。手足が異常な動きしているのに表情がめちゃめちゃ真剣なんだよ。思わず『楽しいの、それ?』って聞いてしまった(;・∀・)」

俺:「パラパラあったなぁ。あれって現代版盆踊りだろ。あの踊りもスゴイ違和感を感じたなぁ」

友人:「でもThe Chemical Brothersの音ってそういう踊りにさせる下品さがない。かなり気持ちを高揚させるのに下品じゃないというこのバランスはスゴイと思う」

俺:「音圧が強い曲は強いしね。でもこの中で新曲として入っている『The Golden Path』という曲を聴いてもわかるけど、もう今の状況を象徴しているようなポップさ。初期はバキバキの音を作っていたことが嘘みたいな軽さだろ。この路線で続くとなぁ…」

The Golden Path


友人:「新たなユーザーを開拓したいんじゃないか?もう夜中に地元の薄暗いクラブでBGMにされる音楽よりは世界規模のパーティソングを音楽を作る立場にならないと」

俺:「昔みたいに突き刺さるような尖ったビートが良かったんだけど、今は次のステージに向かっているんだろうな。惨敗していると思うけど」

友人:「相変わらず一言多いな(笑)」

俺:「事実だし。ま、この手のクラブ系が一時期に比べて落ち着いているというのもあるか。一定のユーザーがいるし、音楽的にもすごく健全に発展しているらしいので、シーンのトップに立つ人間がこのまま落ち着いて欲しくはないという思いはあるけどなぁ」

友人:「大丈夫じゃない?DAFT PUNKを筆頭した新世代と比較しても全然遜色ないと思うよ。勢いは落ちたって感はするけど」

俺:「この手のクラブ系はロック・ユーザーからすれば未知の世界だから、そういう橋渡ししてくれるアーティストって俺は凄く大事にしたい」

友人:「一時代を築いた人達ってそう簡単に落ちないよ。ましてや実力で伸し上がったんだし、負けず嫌いだろ。向上心の塊とかプライドが高い。巨人軍が毎年どんなに成績悪くてもどんなに叩かれても、やっぱり人気があるだろ?人気ある球団は最低まで落ちることは少ない。なぜならそれはプライドと伝統とプレッシャーを背負って戦っているから。そこそこの地位を保ちつついずれまた爆発するよ」

俺:「阪神も長く最下位を行ったり来たりの万年Bチームだったのに、今年はもうマジック点灯だもんな。やっぱり落ち目でもたくさんファンがついているといつかまた返り咲くかな?」

友人:「うんうん。二岡だってまた一軍に返り咲いただろ?これでモナも再び返り咲いたら完璧なんだけどな(●`3´)・:∴・:∴・:∴・:∴ブブブッ」

俺:「(;゚Д゚)」


注1:ビッグ・ビート=サンプリングを多用したブレイクビーツの事。The Chemical Brothersのようなテクノとロックを融合した音楽性のことを言う。プロディジー等と共にデジタル・ロックとかデジロックとも言われていた時期もある。

注2:ブレイクビーツ=サンプリング等を用いてドラム演奏を分解し、再構築した音楽作成方法及び音楽ジャンルの事。ヒップホップの音楽作成方法として始まったが、その後様々なエレクトロミュージックに発展している。

注3:ドラムンベース=ブレイクビーツの発展型。ヒップホップより高速BPM、太い低音に複雑なリズムパターン、シンセを用いたメロディなどの特徴がある。一時期に比べ流行らなくなったが、ひそかに世界規模で多用化し、音楽的にも発展している。

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